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省エネ家電の購入でもらえる「東京ゼロエミポイント」とは?【東京版家電エコポイント】

スマート家電

2019年1月25日に発表された平成31年度東京都予算案において、暮らしにお得かも!?と思える新規事業が展開されることが明らかになりました。その名は「ゼロエミッションポイント(東京ゼロエミポイント)」です!

「ゼロエミッション」とはエミッション(排出)をゼロにすることです。

家庭の省エネ行動を促すため、省エネ性能の高い家電等への買替に対し、ポイントを付与するというもの、2009年に国が実施した家電エコポイントのような制度ですね。

今回の記事では「東京ゼロエミポイント」の内容について、主婦目線から解説します。

この記事で紹介する制度は、現在予算案の段階です。詳細がわかり次第、情報を更新してまいります。

2019.8.1更新 運営事務局は、一般社団法人環境共創イニシアチブに決定しております。今後は当該法人のHPをチェックしてまいります。

2019.9.1更新 東京ゼロエミポイントの公式ホームページがオープンしていました(2019.8.13)

東京ゼロエミポイントとは?

ゼロエミポイントの仕組み出典元:平成31年度(2019年度)東京都予算案の概要 (平成31年1月東京都)

東京ゼロエミポイントは、消費電力の多い家電製品を買い替えた人に対して省エネ性能に応じたポイントを付与する制度です。平成31年度の予算として約45億円と予定されています。(ポイント原資分は37.4億円)

「家庭のゼロエミッション行動推進事業(東京ゼロエミポイント)」とは、設置済みのエアコン・冷蔵庫・給湯器を、省エネ性能の高いエアコン・冷蔵庫・給湯器に買い換えた都民に対して、商品券とLED割引券に交換できる「東京ゼロエミポイント」を付与する事業です。(東京ゼロエミポイント公式HPより)

もも母ちゃん
もも母ちゃん
そもそも、どうして始めるんだろう? 

この事業の目的は主に2点です。

  • 地球温暖化に影響するCO2の削減(気候変動対策)
  • 2019年10月の消費税増税に伴う景気の落ち込みを防ぐ(景気対策)

この事業によって、2019~20年度の2年間にCO2削減効果は14万トン、光熱費削減効果は69.3億円となるとのことです。

ポイント交換はいつから?

2019年10月から」とされています。

知事もインタビュー等で消費税の税率アップの時にかけると有効だと語っています。

では、ゼロエミポイントはいつまで交換できるのでしょう?

ポイントへの交換期間は2020年度末まで」という報道がありました。予算案の資料でも事業効果を2019~2020年度の2か年で算出しています。

ただし公共事業ですから、予算の範囲内という前提があります。交換が殺到すると早めに打ち切りということも考えられますから、ポイントの交換は早い方がよいでしょう。

どこで買うものが対象?(購入先の縛りなど)

購入先について条件があるのか?といった詳細は明らかになっていません。

たとえば、都内の店舗に限定されるのか、事業者が都外にある通販でも対象となるのか、まだわかりません。

ただ、この事業には景気対策の一環としての側面もあります。「東京における景気対策」という観点からは、購入先を都内の店舗に限定するという可能性も考えられますよね。

※公式HPでも購入先については特に説明がなかったので特にしばりがないのかもしれませんね。

ポイントをもらえるのは誰?新規に購入する人は対象?

東京都の事業ですので、ポイントをもらえるのは対象の家電を購入した「東京都民」です。

条件1
購入者の住所…都内に住所を有する個人であって、その住所を公的な書類(免許証等)で照明できる方。年齢は問わない。

条件2
買い換え…住宅に設置済みのエアコン、冷蔵庫、給湯器を、省エネルギー性能の高い新品の対象家電等に買い換えた方。2019年10月1日以降の購入が条件です。

条件3
設置場所…購入した対象家電等を都内の住宅に設置する方。

つまり都民が都内にある住宅の家電等を省エネ性能の高いものに買い換えることが条件ということですね。

ただ、ひとりの人がもらえるポイントの上限や、何度も繰り返し購入する場合にも対象となるのかといった点が気になります。

※2019.9.1追記 申請者当たりの申請回数に上限はありません(公式HPより)

予算案資料によるとポイントの申請には「リサイクル券」の添付を想定しているようですので、あくまでも対象は「買い換え」であり、新規の購入(例:エアコンを増設)が認められそうにありません。

買い換えが対象ということであれば、自宅に冷蔵庫が何十台もある家はないでしょうから、わざわざ上限までは設けられないかもしれません。

もも母ちゃん
もも母ちゃん
エアコンの無い部屋に新設する予定があるんだけど…

個人的には新規設置も認めてくれるとありがたいのですが、買い替えに縛っておかないと購入代行で利益を得るといったように制度を悪用する人も現れるかもしれませんよね。

そんな人が現れないよう「家電は買い換えに限る」といった制度設計にしているのでしょうね。

対象となる家電製品や事業の規模は?

対象としてあげられている家電は、エアコン・冷蔵庫・給湯器の3つです。

報道によると、家庭にある従来製品と比べ、買い替え後のCO2排出が7キログラム減るごとに1ポイントが付与されます。

公式HPでは以下のとおり対象が示されています↓

エアコン
最新の省エネ基準に基づく統一省エネラベル4つ星以上

冷蔵庫
最新の省エネ基準に基づく統一省エネラベル5つ星

給湯器
・エコキュート…JIS C9220に基づく年間給湯保温効率又は年間給湯効率が3.0以上(寒冷地仕様は2.7以上)であること。
・エコジョーズ…給湯部熱効率が94%以上であること。
・エコフィール…連続給湯効率が94%以上であること。
・ハイブリット給湯器…熱源設備は電気式ヒートポンプと潜熱回収型ガス機器と併用するシステムで、貯湯タンクを持つものであり、電気ヒートポンプの効率が中間期(電気ヒートポンプのJIS 基準に定める中間期)のCOPが4.7 以上かつ、ガス機器の給湯部熱効率が94%以上であること。

事業の規模

  1. エアコン ・・・139,000台
  2. 冷蔵庫  ・・・84,000台
  3. 給湯器  ・・・34,000台

もらえるポイントは?

エアコン
冷房能力によってポイントが異なります。
2.2kW以下 12,000P
2.4~2.8kW 15,000P
3.6kW以上 19,000P

冷蔵庫
容量(定格内容積)によってポイントが異なります。
250ℓ以下 11,000P
251~500ℓ 13,000P
501ℓ以上 21,000P

給湯器 10,000P

いずれも1P=1円換算でJTBナイスギフト(商品券)と交換できますが、ポイントのうち1,000P分はLED割引券となります。

商品券は百貨店・スーパー・レストラン・ホテル・ゴルフ場など全国のJCBギフトカード取扱店で使用できます。

一方、LED割引券は東京ゼロエミポイント事務局に登録されたLED割引券取扱店でLED照明器具・ランプを購入する際にのみ使用できます。

ポイントの申請方法は?

予算案の資料によると、東京都は環境公社に45億円を出捐。環境公社が運営事務局を公募し、ポイントの原資や運営費を補助する。運営事務局が購入者の窓口となるという仕組みです。

ポイント交換までの簡単な流れは以下のとおりです。

①都民が対象家電の購入

   ↓

②購入者が運営事務局へポイント申請(リサイクル券・レシート等)

   ↓

③運営事務局が購入者へ金券送付(商品券+LED割引券1,000円)



具体的な申請方法などは運営事務局が決定してから明らかになるでしょう。次のように申請に必要な書類が示されました。

ポイント申請に必要な書類

申請する人が全員必要な書類
・登録・交換申請書【原本】
・本人確認証(免許証等)【コピー】
・領収書【コピー(原本可)】

エアコン・冷蔵庫
・保証書【コピー】
・家電リサイクル券【原本】
・設置場所住所がわかる書類(納品書等)【コピー(原本可)】

給湯器
・対象製品証明書等【原本】
・納品書【コピー(原本可)】

東京ゼロエミポイントは所得税の課税対象になる?

課税対象となるかは東京都ではなく国税庁が判断する話ですが、おそらく課税対象となると推測します。

Q グリーン家電エコポイントや省エネ住宅ポイント(住宅エコポイント)を商品に交換した場合には、所得税の課税対象になりますか。

A 1 グリーン家電エコポイント
 個人が、グリーン家電エコポイント対象製品の購入により付与されたポイントをエコポイント交換商品と交換した場合には、その交換商品の価額が経済的利益となり、その交換した日の属する年分の一時所得として所得税の課税対象になります。(以下省略)

出典元:国税庁 一時所得Q&A

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tebiki/2015/taxanswer/shotoku/1490qa.htm

ただし、一時所得の金額の計算においては、50万円の特別控除の適用があります。ゼロエミポイントでもらえるポイント数がせいぜい数万円分と考えれば気にしなくても大丈夫そうですね。

さいごに

まだ予算案の段階ですから、今後の動きを注視しましょう。

ちなみに、国が増税対策として行うプレミアム付商品券(子育て世帯等が対象)はそれ単体でみるとお得感はあんまり…という感じでした。

ですが、エアコンの買い替えにプレミアム付商品券を使って購入し、さらに東京ゼロエネポイントを受け取れば、実質的な負担を抑えることができます。

※国の行う消費税増税対策については以下の記事でも紹介しています↓

商品券
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せっかく納税しているわけですから、国や自治体の助成制度は徹底的に活用しましょう♪

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

公式HP以外に参考にしたページ