不妊治療の体験談

すごうウィメンズクリニックの不妊治療ガイダンスに行ってきた【病院選びの体験談②】

体外受精のガイダンスに行ってきた

この記事では、病院探しの体験談として「すごうウィメンズクリニック」の不妊治療ガイダンスに参加した話を紹介します。結論から申し上げますと、このガイダンスが決め手となり体外受精を受け、妊娠することができました。

ガイダンスを聞いてみて、どんな話が決め手となって病院に通うことを決めたのかといった趣旨で記事を書いております。

これまでの経緯はこちらの記事はこちらをご覧ください↓

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妊娠できた病院は「すごうウィメンズクリニック」

クリニックの概要や雰囲気についてはこちらの記事をお読みいただけると幸いです。

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ガイダンスの内容

この記事はわが家が病院選びの決め手となったポイントを紹介する記事です。特定の治療方法を推奨したり、治療内容の是非を評価するものではありません。

不妊症の定義

「昔は結婚して丸2年夫婦生活を送っても妊娠しないこととされてきました。今では、子どもができづらいと感じたときが不妊症の始まりと考えてください。」

予約制ではなく受付順

「うちの病院は予約制ではなく受付順です。短い場合もありますが、大事な診察はお二人が理解するまでちゃんと話をするので長くなります。予約で時間を決めてしまうと今診察している人の話を次の人の時間にあわせて打ち切ってしまうことになる。それは患者さんのためにならない。きちんとした診療をするためには十分な診察時間が確保することが必要です。これまでの最高では夜2時くらい。私もそれまで働くのだから皆さんも待っててください笑」

全員苦笑。。夜2時!?絶対帰れないし!でも何か納得。ちなみに、受付順ではありますが順番の時に呼んでいなかったら順番をとばすだけなので、家族に診察券だけ出してもらって自分はこれる時間に来るということはOKだそうで、それはアリだなと思いました。

診察は夫婦そろって

「大事な話をする時は必ず旦那さんも一緒に聞いてもらいます。その日に旦那さんがこれなかったら日をあらためてもらいます。夫婦でよく考えなければならない大事な話を奥さんだけが聞いて、それを旦那さんに伝えようとしても意図を100%伝えるのは難しいです。間違った話をして間違った判断をしないように二人で聞いてもらいたいのです」

これも凄い納得。人生を決めるような重要かつ専門的な話を自分が夫にちゃんと伝えることなんて難しい。絶対一緒に聞いてもらったほうがいいに決まってる。

指示にはきちんと従うこと

「ただし、この日でなければならない検査などは、こちらからこの日に来てくださいと指定します。体外受精の日も、検査結果をみながら日を決めるのでそれに合わせて来てもらう必要があります。あと、指定された薬は必ず指示どおり飲んでください。飲み忘れがあった時は必ず電話をください。場合によってはその周期はあきらめて次回にしましょうってことになります」

おー、すごいはっきり指示してくれるんだな。これまでの病院だと、いつも何の治療をするにも判断を患者側に任されていたから迷って悩んでたのかも。不妊治療って受ける側の知識がない分、これだけばちっと決めて指示してくれる方がうちには合っているかも。

こんな感じのガイダンスで冒頭から今までの病院とはずいぶん違うと思いました。でもそれは決して嫌だなとかいう印象ではなく、ここだったらという期待をもたせてくれる話が多かったです。

ここからは治療の進め方や治療方針などです。


不妊治療は「検査→治療」の流れが本筋

検査DarkoStojanovic / Pixabay

「病院は検査をして治療することが本筋です。悪いところを見つけ出してそれに合った治療をする。タイミングとってできなかったから人工受精へ、人工受精でできなかったから体外受精へとステップアップする治療が正しいというわけではありません」

なぬーん!むしろステップアップしたことを喜んでいた私は衝撃でした。

検査は11項目

「検査は11項目。人によってやる検査・やらない検査があります。他の病院ですでにやった項目もあると思いますが、あらためて検査させていただきます。検査が終了するまで4か月。費用は8.5万円くらいです。人によってはこれよりかかる場合もあります。」

はぁ~また検査受けなおしか。お金も時間もかかるなぁ…。

検査の11項目です。2~6は採血による検査です。

  1. 精液検査
  2. ホルモン検査(hFSH,hLH,E2…etc)
  3. クラミジア
  4. 子宮内膜症(子宮内膜と同じ細胞組織が別の場所にできる病気。基本は採血。必要に応じては腹腔鏡(内視鏡))
  5. 抗核抗体(免疫が胎児を攻撃するか否かを調べる)
  6. 抗精子抗体(ヒューナーテストとペアの検査。精子を攻撃する物質の有無)
  7. ヒューナーテスト(子宮入口付近で精子が生きられるか検査)
  8. 卵管造影(卵管の通り具合をレントゲンで調べる)
  9. 子宮鏡検査(子宮内にポリープ等がないか)
  10. 超音波検査(子宮・卵巣、排卵の状態をチェック)
  11. 感染症検査(B型肝炎、C型肝炎、梅毒)

卵管造影検査は痛くありません

「卵管造影は痛いと思う人がよくいます。それは今でもよく使われるリピオドール(造影剤)が原因。今は専用の造影剤があり、痛くありません。ただし、体外受精をする場合は卵管の通りは関係ないので検査は行いません」

私は体外受精をすると決めていたので、SWCで卵管造影は受けていません。別の病院で受けた際はまさにリピオドールです。痛いよ~と言われていたせいか、検査中の痛みは思っていたほどではなかったです。しかし、検査をした後(数時間後)、仕事に行ったらひどい痛みがきました。もうやりたくありません。。

基礎体温は不要?

「あと、うちは基礎体温は不要です。それ以外の方法で確実に確認する手段でやります」

ええええ!基礎体温測らなくていいの?今まで寝起きに毎朝測って面倒だなと思ってたけどいらないの?とまたまた衝撃。

体外受精のメリット・デメリット

顕微鏡kkolosov / Pixabay

「体外受精の悪いところは、採卵の日時が変えられないことです。良いところは妊娠させる力が他の治療に比べて段違いに強い。つまり妊娠の可能性が高いことです。タイミング法や人工受精においては、受精するかどうかは運がからみます。その点、体外受精は運が絡みません」

排卵誘発剤を使用する時の注意点

「必ず注射薬を併用して子宮内膜を熟させる。誘発剤を使う前に検査で悪いところを見つけ出し、治療する。誘発剤を使用できる回数には限りがあるので、早く妊娠させることです。」

だから不妊治療のスタートは早い方がよいということですね。

妊娠するかしないかは卵の質?

「不妊症の考え方は、昔は卵が出ている間は妊娠の可能性は変わらないという考え。今では、良い卵は数に限りがある。時間が経って卵が消費される毎に妊娠の可能性は下がっていくのです。卵の質は年齢誘発剤の使用回数で決まります。排卵誘発剤を頻繁に使って卵をいくつも排卵させちゃうと卵の質はどんどん悪くなっちゃう。うちでは排卵誘発剤はここぞっていう限られた時にしか使いません」

あーまじか、衝撃。これまで何回くらい排卵誘発剤使ったのだろう。帰ったら調べてみよ。

妊娠する卵とは?

「受精卵となってわかることですが、分裂がきれいにおこる卵。顕微鏡でみると”ぴしっ!”としています。妊娠しない卵は分裂が綺麗でありません。顕微鏡でみると”ぼやっ”としています」

まるで長嶋監督のような表現ですが、あとで体外受精をした際に受精卵の写真を見せてもらいましたが、言っていたことがよくわかりました。

卵巣年齢って?

「うちでは一般不妊治療も行っていますが、卵巣年齢38歳以上の人は基本的に体外受精しか行いません。卵巣年齢とは、実際の年齢に排卵誘発剤の使用歴を反映した理論値です。」

(一同沈黙)…いったい何歳になるんだ。計算するのがこわ…

卵巣年齢が高すぎる人はどうすれば?

「卵巣年齢が高い人については、①あきらめる、②一度体外受精を受けてみる、③相談にきてみる。です。」

(後日談)私の卵巣年齢は計算したところ48歳でしたが妊娠することができました。体外受精を始める際の診察では、より詳しくクリニックにおける実年齢40歳未満の方の妊娠率、40歳以上の妊娠率の資料も教えてくれました。卵巣年齢が私よりもかなり高い人も妊娠できている実績もあったので少し安心しました。

「うちのやり方は、人によって合う合わないはあります。病院によって方針はいろいろ違います。帰ったら二人でよく話あって、うちの病院に通えるということになったらまたお越しください」

まさにそのとおりと感じました。はっきりものを言う先生っぽいし、合わない人は合わないのだろうな~~。

以上、私の印象に残った話を紹介させていただきました。

費用のこと

「詳細な内訳は”体外受精のガイダンス”にて説明します。患者さんの状況によるため、一概には言えませんが、だいたい50万円くらいとみてください。助成金は使えます。」

もちろん、安くはないけど助成金が30~40万円は補助されればなんとかなるかなと考えていました。(実際は3回も胚移植することになったので大変でしたが…)

さいごに ~通院することを決めたポイント~

ガイダンスを聞いてみて、この病院で治療しよう、ここで無理なら諦めよう!と、決め手となったポイントは以下のとおりです。

病院を決めたポイント
  • 自宅から少々遠いが遅くまで開院しており、仕事後でも通える。
  • 診察は予約不可。裏を返せば患者ファーストということ。
  • 診察は基本的に夫婦揃っていかなければならない。時には夫にも厳しいが妻だけに負担を押し付けないという姿勢が見られた。
  • 診察は長くなることもあるが、患者が理解できる説明をしてくれる。
  • 治療で大変なところ、お金のかかるところを正直に教えてくれる。
  • 妊娠実績を隠さず教えてくれる(後日聞きました)
  • 患者にいろいろ選択肢を与えて迷わせるのではなく、治療方針の提案がはっきりしている
  • 治療をいつまでも続けさせるのではなく妊娠の見込みのない場合は正直に伝える

なお、冒頭に申し上げたとおり、この記事は特定の治療方法を推奨したり、他の病院の治療方針を否定するものではありません。また、私がそれまで通っていた病院を否定するつもりもございません。

結果的にこのガイダンスがターニングポイントになりました。そんなわけで病院選びの決め手となった印象的な話をピックアップしました。

くどいようですが、医学は日々進歩しており、現在の治療方針や考え方は変わっている可能性があります。あくまでも当時のわが家が担当医のどのような話を決め手として病院を選んだのかという体験談として読んでいただければ幸いです♪