生協の宅配（コープデリと東都生協）を使ってみた感想

わが家では、食材宅配をよく活用しています。

共働きだと仕事帰りにスーパーで買い物という機会が多いと思いますが、車じゃないとペットボトルや牛乳などが重くてしんどいんですよね。

今回の記事では生協の宅配（コープデリ、東都生協）を使った体験談として感想を紹介します。

結論からいうと、使ってよかったと考えています。

主な理由は以下のとおりです。

ただし、どの家庭にもあてはまるわけではありません。

子育て世代、車なし、近くにスーパーがないというわが家の事情が生協の宅配という仕組みがうまくマッチしたものです。

生協の宅配とは？

そもそも生協ってなに？という方向けに説明いたします。

生協とは「生活協同組合」の略称です。

生協（コープ）とは、正式には「生活協同組合」といい、数ある「協同組合」の一つです。一人ひとりがお金（出資金）を出し合って組合員となり、みんなで利用、運営しながら暮らしを向上させていくことを目的とした、消費者自身の組織です。「コープ」とは、「協同組合」を意味する英語「co-operative（コーペラティブ）」からとったものです。（生協公式HPより）

コープも協同組合を意味する英語の略称ってわけですね。

生協の宅配は生鮮品から冷凍食品、惣菜、飲料・お酒、日用品・雑貨、ペット用品までいろいろな商品が届きます。赤ちゃん向けの商品もあります。

不在時でも玄関前のボックスに保管してくれます（冷凍食品も可）。これが共働きで日中は留守の家庭にはすごく便利です。

そんな生協の宅配ですが、運営組織によって全国各地にいろいろな生協が存在しています。

お住まいのエリアによって利用できる生協が異なるのです。

生協の公式HPにて「コープ・生協を探す」で自宅の郵便番号で利用可能な生協を検索することができます。

わが家のエリアでは4種類の生協が利用できます。実際に使ったのは、コープデリと東都生協の二つでした。

コープデリ（co-op deli)の感想

コープデリは1都7県で317万世帯が利用。

日本一の組合員数を誇る生協ということで、わが家も利用させていただきました。

コープデリを提供する生協は、コープみらい・いばらきコープ・とちぎコープ・コープぐんま・コープながの・コープにいがた・コープクルコなどお住まいの地域によって異なります。

特徴として、まず「品揃えが豊富」ということ。

食品はもちろん、便利な日用品や雑貨など6,000品目以上の商品を週替りでご利用いただけます。産直商品や、オーガニック商品、ミールキット、コープオリジナルの便利な離乳食食材など豊富に取り揃えています。（ 生活協同組合コープみらい（東京都） 基本情報より）

そして、「子育て世帯に優しい」ということ。

妊娠中から未就学のお子さまがいらっしゃる方は、お子さまが小学校に入学する3月末日まで宅配の手数料が割引になります。（生活協同組合コープみらい（東京都） 子育てサポートより）

通常は手数料が180円（基本手数料80円・配達手数料100円）がかかります。

地域によって割引内容は変わりますが、わが家が利用していたコープみらいでは、妊娠中から子どもが1歳になるまでの家庭だと「赤ちゃん割引」として申込から1年間は配送手数料と基本手数料が無料でした。

1歳～小学校入学までは「子育て割引」として1回の利用料金に応じて割引されます。

離乳食やオムツ・ミルクなど子育て用の商品に特化したカタログ（冊子・WEB）も用意されており商品の検索性も高いです。

気になる価格ですが、近隣（都内）のスーパーとほとんど変わらないという印象です。（もちろん探せばコープデリより安いスーパーはあります）

私が始めたきっかけは、赤ちゃん割引の対象になることに加え、資料請求しただけで商品がもらえること（加入すればさらにプレゼント）。

赤ちゃん割引の対象なので利用しなくても手数料がかかることはありません。

加入して購入する商品がなくても手数料が引かれてしまうということは避けられたので、損することはないだろうと思い、始めました。

ちなみに、資料請求でプレゼントがもらえるのは資料を「コープデリ宅配担当者がお届け」という場合です。担当者から直接説明を聞く必要があります。

当時は気に入らなかったら「他の宅配も検討しているところですので…」とスルーするつもりでした。

実際に加入しなくても、他の生協と比較検討する上で規模や価格の点でコープデリは良い比較対象となります。

検討している方は、まずは資料請求することをおすすめします。

【生協の個人宅配】資料請求

東都生協の感想

東都生協の特徴はなんといっても産地直結。

「産地直結」の農産物をはじめ、有機JAS認証を受けた食品の品揃えが多い生協です。

わが家はコープデリから東都生協に乗り換えたパターンです。（コープデリの赤ちゃん割引の期間は並行して利用していました）

有機JAS認定をはじめ、化学合成農薬や化学肥料に頼らない野菜を全国約200の産地からお届けします。生鮮品はもちろん、国産原料にこだわった食品から日用品まで約3000アイテムをご用意しています。（東都生協より）

品揃えでいうとコープデリの方が多いです。

気になる商品の価格ですが、国産にこだわっているだけあってコープデリに比べると少し高い印象です。

ただ、野菜や果物は本当に美味しいです。

野菜などは商品としての種類が少なくてもどれも品質に信頼を置けるものですから逆に迷うことがなくてよいです。

（八百屋さんで素人の自分が目利きするよりもプロに任せたほうが安心で楽だと思っていますので…）

このへんの考えは、価格を重視するのか、品質を重視するのかで判断が違ってくることでしょう。

東都生協_基本情報

さいごに　生協の宅配を利用するメリット

記事の冒頭で生協の宅配を使ってよかったと考える理由として、節約につながることを申し上げました。

しかし、正直いって商品一つ一つの安さだけを求めるのなら、コープよりも安いスーパーやドラックストアなどはたくさんあります。

ただ、定期的に玄関先まで宅配してくれるということは当たり前のことですが自分が買い物に行く時間を節約できるわけですよね。

車で買い物に行った場合の、ガソリン代と移動やレジ待ちの時間の代わりに代金を支払っていると考えることができるのではないでしょうか。

現在のわが家は時間を浪費してまでお金の節約はしない方針です。

また、以前買い物中に「お店にいる時間が長ければ長いほど余計な買い物が増えるね」と主人に言われました。

たまたまお店に来て安売りしていたから買う。もしくはせっかく来たのに何も買わずに帰るのもな・・・ととりあえず手に取る。

→その食材を消費するためにその他の必要な食材を追加で購入。

そんな無駄遣いのループにはまりやすい私でしたが、生協の宅配を始めてから計画的な買い物をする癖がつくようになりました。

また、買い物に時間をかけると、子どもが退屈。もしくはお腹がすいてぐずる

→すぐに夕飯が食べられるようにお惣菜を買って帰る。

なんてことがたびたびありました。

それに子どもを抱っこしながら両手に重い荷物を抱えて歩くというのは結構しんどいし、それが毎日ならなおさらです。

少なくとも重い商品は生協の宅配で届けてもらうというやり方にかえてからだいぶ楽になっています。

ただ、生協を利用してみて思ったことですが、スーパーでの買い物がゼロになるわけではないということです。

毎日の献立をすべて計画立てて生協の宅配のみで食材を揃えるということも不可能ではありません。ですが、わが家は違います。

毎週、必要となる牛乳や野菜、果物といった重たいものやパンなどかさばるものを中心に利用しています。

そのうえで足りない食材をスーパーで補完的に買い物をするという感じです。

結局、家事や育児の負担を軽くして、質のいい買い物をすることが大事だと考えるようにしています。

各ご家庭の事情は様々ですが、様々な事情に合わせた使い方ができるのも生協の宅配のメリットでしょう。

ここまでお読みいただきありがとうございました♪