コンビ(Combi)から2019年2月に発売されたベビーカー「アット(AttO)」。
わが家では3つのグレードがある中で、わが家ではtype-Sを購入しました。
わが家の1歳児を乗せて3か月使ってみたので、その使い勝手などをレビューします。
(画像出所 Combi HP)
コンビ AttO の特長
AttOには、type-C(限定特別モデル)、type-S(機能充実モデル)、type-L(スタイリッシュモデル)の3つのモデルがあります。
いずれのモデルも座面の高さ61cmと18cmの大型フロントタイヤが特長です。
『すぐにできるを叶える、ショートカットベビーカー。』
コンビ史上最高の「61cmハイシート」で、おでかけのあらゆるシーンで、やりたいことがすぐにできる。
独自のクイックアクションフレーム&18cmの大型フロントタイヤは、片手でクイッと小回りでき、段差もスイスイ乗り越えられ、行きたい場所にすぐに行ける。豊富な専用アクセサリーで、自分好みにカスタマイズすることで、「すぐにできる」がもっと広がる。ママライフを圧倒的に変える次世代型ショートカットベビーカー「AttO(アット)」誕生。
(公式HPより)
値段はそれぞれ税抜きでtype-C 80,000円、type-S 60,000円、type-L 55,000円とお高めです。
購入したAttO type-Sのスペック
公式HP ”製品情報”を参考に特長を紹介します。
(画像出所 Combi HP)
- A型両対面
- 対象月齢 1か月~36か月頃(体重15kg以下)
- カラー イエロー、レッド、ネイビー
- 本体重量 6.6kg
- サイズ(mm) W510×D850~890×H1100
- リクライニング 110°~160°
- カゴ積載可能容積 38L(耐荷重5kg)
- タイヤ 18cm 前輪ダブルタイヤ
- エッグショック シート全面10mm厚
- 幌 大(角型)
type-C、type-Lとの主な違いは前輪タイヤです。
type-Lのみシングルタイヤです。type-Cはダブルタイヤですが、上位モデルとあってさらにエッグサスペンションが搭載されています。
その他、シート部分のエッグショックというクッションの厚みがそれぞれで異なる点、上位モデルの方がクッション性が高くなっています。
それから、幌(ほろ)の形(type-Lのみ丸型)、フットカバーの有無(type-Cのみ有)といった点がモデルによって違います。
3か月使ってみた感想
写真のように大きな箱に入って届きました。箱から出してすぐに使えたことも良かったです。
コンビの公式HPでは以下のような利点が紹介されています。
- パッと段差を乗りこえる
- スッと食事のテーブルにつける
- スーッと改札を通れる
- グッと間近でおしゃべりできる
- クイッといつでも片手で超・小回り
- グーンと高く、地熱・ホコリを遠ざける
- キュッと片手でたためる
- ギュッとたたんでコンパクト収納
- サッと荷物を取り出せる
- グルッと日差しや風から守る
- サッと外して洗濯機へポン
- ピタッと高さがちょうどいい
- ギューッとじぶん好みのアクセいろいろ
これらの項目について、完全な主観ではありますが、自分がメリットと感じた程度について◎まさにそのとおり、○そういわれるとそう、△メリットに感じないで評価いたします。
1 パッと段差を乗りこえる… ◎
新構造のクイックアクションフレームと18cmの大型フロントタイヤが理想的なバランスを実現。対面でも背面でもストレスなく、パッと段差を乗り越えられます。
ベビーカーを使っていると、必ず直面する歩道の段差。このくらいならそのまま行けるかなと気にしたり、横断歩道から歩道に上がる時には曲がってくる車を待たせているプレッシャーをちょっと感じたり。
AttOの前は10年くらい前のモデルのおさがりベビーカーを使っていたのですが、段差に引っ掛かって子どもが前のめりになったり、前輪を上げすぎて子どもがガクッとなってしまうことがたびたびありました。
タイヤが大きくなったことで、段差に引っ掛かる確率がかなり低くなりました。タイヤの大きさだけでこんなに違うのかとびっくりです。
2 スッと食事のテーブルにつける… △
おでかけ先で、ベビーカーがそのままチェアになる61cmハイシート。高くて、広々したシートで、お子さまもまわりの景色を楽しめます。
実際にそうなんですが、わが家ではあえて食事用の椅子を借りていました。
というのも、まだ手づかみ食べをしている1歳児なので、そのまま食事をするとAttOの座面がめちゃくちゃに汚れます。使い方次第ではあるんですが…
シートとエッグショックを外して洗濯機で洗えるとはいうものの、できれば洗濯の頻度は抑えたい。。
買ったばかりであまり汚したくないという気持ち的な面もあって、わが家ではあまりメリットとは感じていません。
3 スーッと改札を通れる… -
押すときも、曲がるときもスムーズな動きを実現するコンパクト設計です。
この点は、実際に改札をとおっていないため評価できません。。
わが家では、電車移動を想定しない街歩き用として購入しているためです。
頻繁に電車移動でも使用する状況でしたら、コンビでも「スゴカルα」のようにさらに軽量でコンパクトなベビーカーを購入していたかもしれません。
4 グッと間近でおしゃべりできる… ◎
61cmのハイシートだからこそ、ママと赤ちゃんとの距離も気持ちも近づきます。
私がAttOを見て一番魅力を感じたのがこのハイシートです。
ショッピングカートは高い位置のものがあるのに、何でベビーカーは低い位置ばかりなのかなと思っていました。
他のベビーカーと並べると圧倒的に位置が高いです。
5 クイッといつでも片手で超・小回り… ◎
片手で押して、片手で曲がりやすい独自のハンドル形状。狭い場所でもクイッと小回りができます。
ワンハンドグリップというハンドル。力が入りやすく握りやすい形状です。直線的な形状のハンドルよりも小回りができるように感じています。
公園などの入口にある車椅子やベビーカー用の通り抜けポールもすいすい通れます。
子どもが乗っていない時はその場で片手でくるくると回せちゃいます。
6 グーンと高く、地熱・ホコリを遠ざける… ◎
赤ちゃんを徹底的に守る発想から生まれた61cmハイシート。赤ちゃんを地熱やホコリから遠ざけ、乗せ降ろしもラクラクです。
私の身長は153cmほどです。従来使用していたベビーカーと比べて座面が高くなったことで、子どもを乗せてベルトを着用する際の動作が楽になりました。腰をかがめたりしゃがんで履かせたりする必要がないです。
座面が高いために、倒れやすかったりするのかなと少し心配でしたが、実際に使ってみると横幅が広くて安定感があるのでまったく問題ありません。
7 キュッと片手でたためる… ○
ハンドル切り替えの手間なく、対面・背面どちらからでも片手ワンタッチで折りたたみができます。
これはちょっと練習が必要でしたが、コツを掴めば片手でたためます。
ただ、本体が重いので、子どもを抱っこしながら片手でたためたとしても、そのまま持ち上げて移動させるのはちょっと難しいです。
8 ギュッとたたんでコンパクト収納… ◎
幌を閉じて、ハンドルを折りたためば、さらにコンパクトになり、スッキリ収納できます。
ドッチモワンタッチ開閉という機能。閉じた状態のサイズは、W510×D450~700×H780~960です。
閉じたサイズのD(奥行)に幅があるのは、対面式か背面式の違いですね。対面式ですと背もたれが飛び出てしまいますが、背面式であればコンパクトにたためます。
H(高さ)もハンドルアジャスターを最大限たたむことでよりコンパクトになります。
今まで使っていたベビーカーと比べると、横幅は数センチ大きいですが、たたんだ時の高さは低くなりました。
9 サッと荷物を取り出せる… ◎
前側から荷物が取り出せる新発想の大型カゴ。間口が大きく、サッと荷物の出し入れができます。
フロントオープンバスケットというカゴ。子どもの靴を履かせたりする時に前側から荷物を取り出せることは大きなメリットですね。
ただ、荷物をたくさん入れていたり、高さのある荷物を入れていると、子どもが足をぶらぶらさせると荷物にあたります。汚れたくないものなどは気を付けましょう。
10 グルッと日差しや風から守る… ○
足元まですっぽり包み込む大型幌で、赤ちゃんのお肌をしっかりガードしてくれます。
マルチビックサンシェードαという大型の幌です。眠っているときなどは安心感があります。
11 サッと外して洗濯機へポン… ○
シートも、エッグショックもすべて丸洗いOK!手軽に洗って、いつでも清潔な状態を保つことができます。
丸洗いできるのは良いですね。すぐに洗えば食べ物や飲み物のシミがつきにくいです。
とはいえ、頻繁に着脱するのはやはり手間なので、できるだけ汚れないようにこころがけています。
12 ピタッと高さがちょうどいい… ○
ハンドル内側のボタンを押すだけで、身長や様々なシーンに合わせて高さが変えられます。
ハンドルアジャスターによってハンドルの高さ(角度)を変えられます。夫婦の身長差があっても、簡単に調整できますので便利です。
13 ギューッとじぶん好みのアクセいろいろ… △
「すぐにできる」をもっと叶える、AttO専用のアクセサリーも充実。ライフスタイルに合わせて選べ、おでかけの自由がさらに広がります。
専用のレインカバーやボトルホルダーなどが販売されていますが、わが家では市販されている別のものを使っています。専用品ではなくても問題なく使えているのでこれはこれでよいです。
その他 対面・背面の切替がワンタッチではないこと…◎
両対面式ベビーカーで多いのはハンドルレバーを前後に動かすことで、ワンタッチで対面・背面式を切り替えるタイプですよね。
AttOはワンタッチではありません。シートを取り外して前後に向きを代えて付け替えるタイプです。
簡単には変えられないし、手間がかかるので一見デメリットに感じるかもしれません。
ですが、ワンタッチで切り替える必要性は低いと思うのです。
というのも、以前使っていたベビーカーはワンタッチ切替式のものでした。
背面式にくらべ対面式は操縦がしにくいうえに、そのままたためません。「今日から背面式に挑戦するぞ」と出かけたものの、子どもがぐずり、やむなく走行しながら対面式に切り替える状況が一定期間ありました。
ですが、走りながらワンタッチで切り替える機能というのは一定期間を過ぎるとほとんどありませんでした。
ワンタッチ切替型は、フレームやハンドル部の駆動個所が多いため、押して歩いているときにフレームの動きに遊びがあるというか、ダイレクトに力が伝わらないなという感覚がありました。
AttOはどちらの向きでも本体の走行方向が同じなので、対面式が操縦しにくいという問題がありません。対面式でも背面式でもフレームにガッシリ感というか安定感があります。
これは想定していなかった嬉しい点でした。
わが家がtype-Sを購入した理由
type-Sを購入するにあたって…
まず、type-C、type-S、type-Lとありますが、わが家が購入したtype-Sと最上位モデルのtype-Cの価格差は20,000円。
主な違いはタイヤにエッグサスペンションがあるか、フットカバーがあるかという点。
エッグサスペンションがある方が操作性も静寂性も高いとは思いますが、ひどい悪路を選ばなければ問題ないかな、フットカバーがなくても冬はブランケットを使えばいいかなと考えたわけです。
type-Sと最も安いtype-Lとの主な違いは前輪がダブルタイヤかシングルタイヤかという点。
ダブルタイヤは安全性の面でシングルタイヤよりも優れているといえます。隙間や溝にはまってしまって動かなくなることが考えにくいからです。
踏切の線路にタイヤがはまって抜けずに立ち往生。。そのようなリスクは避けたかったのです。
type-Sとtype-Lの価格差は定価で5,000円ほどでしたが、安全性と気に入ったカラー(ネイビー)があったことでtype-Sを購入することに決めました。
AttOを3か月使用した感想としては、かなりおすすめ!です。
なにより、このシートの高さが「何このベビーカー!」とお母さんたちの間で注目の的です。
参考:AttOをお得に購入する方法
わが家が購入した時点では、どのモデルも定価での販売しかありませんでした。
そのためtype-Sの購入に税込み64,800円かかりました。
ですが、楽天カードを使ったことで実質55,080円で購入しています。
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今回はポイント15倍、9,720ポイントを獲得しています。
ベビーカーは決して安い買い物ではありませんから、よりお得な方法で購入することをおすすめします♪