お宮参りや初節句、1歳のお誕生日など、お子さんの記念日に写真スタジオで撮影して、かわいいわが子のこの瞬間を記念に残したい!大きくなったら見せてあげたい!
そう思われる親御さんはたくさんいらっしゃいますよね。わが家ももれなくその一人です。
しかし、赤ちゃんの写真撮影。そう簡単にはいかないのが現実ですよね。
この記事では、人見知り・場所見知りの激しい子どもでも写真スタジオでの撮影を乗り切るコツをわが家の体験からお伝えします。
Contents
わが家の撮影体験記
子どもの写真、残してあげたいですよね。
何より、私が自分の時にそうしてほしかったと思っていました。だって赤ちゃんの頃の記憶なんて無いですしね。でも、七五三の写真ですらわが家にはありません。
なぜなら、私が大泣きして着物を着るのを抵抗したからだそうです。。。
まったく記憶にありませんが、大人になってから写真撮っておいてほしかったというのも身勝手な話です。お父さんお母さんごめんね。
でもうちは違う形で七五三の思い出を残してくれていました。その話はまた別の記事で書きたいと思います。
写真スタジオの予約まで
話がそれましたが、そんな私の娘がめでたく1歳を迎え、時期がちょうど近かったこともあって、初節句と1歳のお誕生日の写真を撮りに行くことになりました。
以前、お宮参りの写真を撮ったこともあって、同じようなかんじでまた楽しく撮影できたらと思い、実家近くの同じスタジオを予約。
「でもうちの子、人見知りと場所見知りのダブルパンチだから泣きそうだな。ふむふむ。お気に入りのおもちゃやお菓子を持っていくといいのか。なるほど。それがあればなんとかなるかな」
撮影内容
撮影スタジオ:スタジオマリオ
私は里帰り出産をしていて、産後もしばらく実家で過ごしていたので、お宮参りの写真を実家近くのスタジオマリオで撮影しました。
お店やスタッフの様子を知っているので、行きやすいかと思い、今回も同じスタジオを予約しました。
撮影内容:初節句(着物)、1歳の誕生日(ドレス)
今思えば、ギャン泣きなのに衣装チェンジ、、、ハードル高すぎる(笑)
写真撮影当日
いざ当日を迎えました。到着して衣装を決めて、さぁ着替えよう!と抱っこから降ろしたとたん、
「ギャーーー!!(泣)」
あわわ、、、とりあえず着替えるだけ着替えておもちゃで遊んだりして気を紛らわせよう。
初節句で、十二単タイプの着物だったので着せ方がわからずスタッフのお姉さんが親切に手伝ってくれるのですが、「知らない人!いやー!」といわんばかりに余計に大泣き。
見かねたスタッフの方が「十二単タイプは衣装が重くて押さえつけられる感じを嫌がるお子さんも多いので、簡単なタイプの着物にしましょうか」と提案してくださり、上下セパレートになっている着物の衣装に変更。
まさかの撮影断念…
何とか衣装は着れましたが、もう泣きモードに入っていたので、いろいろとなだめたりお菓子を食べたりと頑張りましたがそれどころじゃない!
泣きすぎで復活できず、その日は断念することになりました。
5ヵ月を過ぎたあたりから、未だに人見知り・場所見知りがある娘ですが、お宮参りの撮影(当時娘2ヶ月)はとても良い写真が撮れていたし、写真スタジオの方もプロの方だからおもちゃとかであやせば何とかなるだろうと思っていた母が甘かった。。。
1歳になってちゃんと身も心も成長して、知恵もついたようで、お宮参りの撮影とは全く別物でした。何より、私のギャン泣き遺伝子をしっかりと受け継いでくれていたようです。
反省ポイント
まずは、1度目の撮影時の反省点。
混雑する土日。たまたま空いていた時間をそのまま予約した
これ、一番ダメなパターンですよね。
ただ、自宅(都内)近くのスタジオマリオはどこも少々遠く、お宮参りでも利用していた関西の実家近くのスタジオで撮りたかったので、帰省するタイミングでかつ夫も一緒に行けるとなると、やはり土日を選択することに。
しかも問い合わせたら午前11時と日中の時間に予約がとれたので、お昼ご飯前に撮影できるしまぁいいかなと予約をしました。
でもこの予約の条件、全部大人の都合ですよね。主役の子どものことをちゃんと考えてあげればよかったです。
写真スタジオのスタッフさん任せに
子どもの写真撮影のプロだから、泣いてもいろいろ対処法を知ってるはず。
最終的にはなんとかしてくれるよね。という気持ちがありました。甘い甘い。
その子を一番よく理解しているのは、子どもの親御さんですよね。
保育士でさえ、あったばかりの人見知り盛りの1歳児をすぐに笑わせるなんて無理無理・・・。
元保育士のもも母ちゃんは冷静に振り返りました。
衣装チェンジを甘く見ていた
かわいい服が着られて楽しそう♪とウキウキしているのは大人だけでした。
着せ方の段取りもわからず、親がもたもたして、ただでさえ知らないところで着替えのために抱っこから降ろされてぐずりだしているところにスタッフの方が着替えを手伝ってくれて、人見知りの娘、大泣き。。。
検診や病院の診察でも服を脱ぐ時点で察知して泣きだす娘なので、着替えなんてできるわけがないです。
しかもごわごわした生地の衣装を着るのに肌着無しですから、暑いし着心地良くないしそりゃ嫌だよね。
その日は途方に暮れて、もうやめておこうかなと心が折れかけていましたが、自分の時の思いをあらためて思い出し、人見知りっこの娘には対策が不十分だったと反省。
あれこれと事前に対策を練り、日をあらためて再チャレンジの撮影に挑みました。
撮影再チャレンジ。うまく乗り切ったコツは?
そんな1回目の撮影を受けて、もも母ちゃんはあれこれと対策を練りました。
結果は、何とか成功!
母と一緒に撮影もやむなしと思い、自分も用意していましたが、子どもだけの素敵な写真が残せました。
1歳の写真スタジオでの撮影に困っている方のために、わが家が行った対策をお伝えできればと思います。
ギャン泣きっ子の撮影対策!
対策1 平日の空いている日、子どものリズムに合わせた時間を予約
まずは、子どもの生活リズムを数日前から何となく観察して、ご機嫌率の高い時間の候補を挙げておきます。
娘の場合、睡眠と食事、そして食べたらすぐに出す快腸タイプなので、それがすべて満たされた時がベストでした。
また、予約時に言われていたのですが、撮影して写真を決めてすべてが終了するまで2時間かかります。赤ちゃんの集中できる時間って良くて30分ですが、これは長い!大人でも疲れます。
少しでも長く撮影を楽しめるように、お子さんの様子に合わせた時間帯に予約をしてあげてください。
そして、わが子のような人&場所見知りタイプの子って、人が大勢いて騒がしい場所は苦手ですよね。そんな子には、イベント事が近くない、平日の空いている日にしてあげてください。
スタジオマリオは他のところよりも1人あたりの撮影時間をかなり余裕をもって設定してくれます。
しかし、それでも卒業・入学や節句など時期が決まったイベント事がある時や土日は前後の方とかぶります(最初にわが家がチャレンジした3月は要注意ですね!)。
撮影が盛り上がっていたりすると、やっぱりガヤガヤしますよね。落ち着いた雰囲気で周りを気にせず撮影に挑んでください。
対策2 衣装を当日の午前中に借りて、出発直前に家で着替えてからスタジオへ
おそらくその場で着替えをし始めたのが泣き出すきっかけだったのではないかなと振り返りました。
これは写真スタジオによって対応してくれるかどうかわかりませんが、私の場合は予約時に相談したところ「撮影当日中の貸出しならいいですよ」とOKをいただきました。
また、一度写真スタジオを子どもに見せておいて、「あとでここに遊びにきてお写真パチってしてもらおうね」となんとなく伝えておくと、心の準備ができるかもしれません。
1歳になると大人の話していることを何となく理解していますよね。
もちろん到着まで衣装を汚さないように、スタイなどで死守しました。
また、前回はスタッフの言われるがままに肌着無しで衣装を着せていましたが、今回はこっそりノースリーブのロンパースを下に着せておきました。
だってごわごわチクチク嫌だもんね!
対策3 衣装チェンジが難しい時の代替の服を用意する
衣装を着るのがやっぱりダメ!というお子さん、少なくないでしょう。
そんな事態が予測される場合は、お祝いなどでもらったちょっと良い服とか、普段遊ぶときにはあまり着れないようなお出かけ用の服を用意しておくと良いです。
親戚の集まりやお誕生日のお祝いなどにも着れますし、物によってはスタジオの衣装よりも良いんじゃない?っていうものもありますよね。
好みにもよりますが、GAPやH&Mなど、海外ブランドのお値段が優しいものでも、衣装っぽいデザインのものがたくさんありますよ。
対策4 着替えや撮影するタイミングはスタッフさん任せにしない
一度目の撮影は、着替えや撮影のために子どもを降ろすタイミングなど、スタッフの誘導に合わせて少々焦りがちでした。
親がワタワタしているのを子どもも不安に思ったのでしょう。
もちろん、撮影の流れはスタッフの誘導に従って進められますが、
例えば「赤ちゃんだけど着替えはオープンスペースではなくて、奥のメイクルームを使ってもいいですか?」
とお願いしてみたり、
「遊びながらだんだんお子さんを降ろしてください」と言われても、まだだと思ったらちゃんと待ってあげる心の余裕があると、子どももリラックスできると思います。
娘は2回目もなかなか抱っこから降ろせなかったので、普段やっているふれあい遊びであやしていると奇跡的に笑顔が!そこをばっちり顔のアップで撮ってくれました。
降ろせなかったらそれはそれで、その辺はスタッフの方がプロなので、うまく対応してくれます!(笑)
対策5 子どもと一緒に撮影となっても大丈夫なように、親も準備しておく
わが家は子どもの単独撮影を予定していました。初回のぐずりっぷりを見たスタッフが「お母さんの抱っこで撮りましょうか?」と提案してくれましたが、いやいや今日の格好では…と断りました。
最終手段は、親が抱っこして撮ることです。そのための準備が必要ということです。
ただ、こういう時の服って大抵暑いんですよね。特に冬場の撮影は着こみすぎにご注意ください。子どもたちの衣装の薄着っぷりをご参考に。
さいごに
以上がわが家の対策法でした。
結局、娘はおもちゃでもお菓子でもなく、普段やっているお気に入りのふれあい遊び(馬はとしとしないてもつ~よ~い~♪っていうやつです)が一番効きました。
元保育士の私でも、シ~ンとしたカメラのキタムラの中で歌うのはまあまあ勇気がいりましたが、撮影の恥はかき捨てです!(笑)
変な汗かきますが、それも思い出ということで、テンションあげていきましょう!
一つ撮影スタジオさんにお願いできるとしたら、赤ちゃんの撮影の時、床に座らせるときになぜ固くて冷たい床にペラペラの布を敷いて座らせるのだろう。。。
多少なりともクッション性のある敷物の方が少しでもリラックスできるだろうに。何か理由があるのかな?それとも利用しているところがたまたまそうなのでしょうか?
私があやすために抱っこして座っていてもちょっとしんどかったなと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
赤ちゃんと親御さんみんなが素敵な思い出の残る写真が撮れますように、この記事が少しでもご参考になれば幸いです。