離島に転勤やら移住で引っ越しする場合、車をどうやって運べばいいのか気になりますよね。
主な選択肢は「貨物輸送」として運ぶ手段です。
車も送る費用も気になるところですよね。後述しますが、島や車種によりますが軽自動車で2万~4万円台、普通車で3万~6万円ほどします。
今回の記事では車を貨物輸送する際の手続きなどを紹介します。
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そもそも島で車は必要なの?
実際に島で何年か暮らしてみて感じたのですが、車はなくても生きていけるけどあった方がいいということです。
一家に1台、いや、、ひとり1台はほしいくらいです。
というのも、島に電車はありませんよね。
バスもあっても本数は少ないです。1時間に1本あれば多いくらい。
それでいて坂が多い。つまり自転車は不向き。
じゃあ電動アシスト付き自転車はというと、あまりおすすめしません。
なぜなら塩害がひどいんです。
電動はもったいなすぎます。15万円の自転車が外に置いておくとぼろっぼろになります。
車庫か屋内保管は必須です。
屋根付き駐車場じゃ意味ないです。わたしは新車で買った自転車、2年で廃車にしましたから。
というわけで、個人的には車はあると便利!というかほぼ必須!と考えています^^
免許ないけど?
免許ないけど島に引越したい方もいますよね。
島では免許をとれないケースが多いです。
伊豆大島みたいに自動車学校があったり、ないわけじゃないですけどね。
これから島に引っ越すことを考えている方は、是非引越し前に免許をとりましょう。
島はめちゃくちゃ運転しやすいです!安心して好きなだけ練習できますよ!
道に車が少ないので、後ろから煽られることもありません。
車線変更が苦手な方も大丈夫!片側2車線の道とかないです!
バック駐車が苦手な方も大丈夫!スーパーの駐車場も空いてて停めやすいです。出かけて帰ってくるまで、「あ、今日バック一度もしてないな」なんてこともあります。
人も少ないですから駐車場でやたら駐車の練習をしていても不審がられないでしょう。
何より、島の人の運転はのんびりしています。
かといって、みんな周りを気にせずだらだら走ってるわけじゃありません。
前の車に追いついたらすぐに道を譲ってくれます。
免許とりたてでプレッシャーを感じている人や、ペーパードライバーの人のリハビリにもおすすめですね。
じゃあ「免許がない&車がない人は住んでないの?」っていうとそんなことはありません。
免許も車も持たない人も暮らしています。
転勤で2~3年の期間限定で引っ越してくる若い人などに多かったです。
職住近接ということで、職場の近くに暮らす。空港や港への移動はタクシーか知合いに乗せてもらう。週末は少ない本数のバスを使いこなして温泉に行く。
やっぱり車を持つことでお金もかかりますしね。
そんな風に車をもたずに島暮らしを満喫する人もいます。
島にはどうやって車を送る?運賃(送料)は?
ここが本題ですね。引越し先が内地から内地ならがんばって自走もできますが、島はどうしても船に載せる必要がありますよね。
基本的には貨物輸送を行う海運会社に貨物輸送として運んでもらう必要があります。東京の島なら東海汽船ですね。
事前準備(営業所に持ち込む日を決める)
貨物船は毎日運航しているわけではありません。週2~3便です。
東海汽船では特に予約は不要です。
東京発の通常のお荷物・普通自動車は予約の必要はありません。営業時間内に営業所にお持ち込みください。 (東海汽船HP よくあるご質問より)
ということで、まずは東海汽船の営業所に問い合わせて持込日を確認しましょう。
引越しの繁忙期である3月などは混み合っている可能性もあります。
「●●島へ車を送りたい。4月●日頃に島で受け取るにはいつの船に載せればよいか?その場合、何月何日の何時までに営業所に持ち込めばよいか?」
ということを確認しておきましょう。
車の輸送を受け付ける営業所は2か所あります。竹芝じゃありませんよ。
送り先によって辰巳営業所、芝浦営業所と異なりますので連絡する際は注意しましょう。
辰巳営業所
大島・利島・新島・式根島・神津島への輸送は「辰巳営業所」です。
- 営業時間:月曜日~金曜日 8:30~16:00、土曜日 8:30~15:00
- 住所:〒135-0053 江東区辰巳3-21-16
- 電話:03-5569-3700
(東海汽船HPより)
芝浦営業所
三宅島・御蔵島・八丈島への輸送は「芝浦営業所」です。
- 営業時間:月曜日~金曜日 8:30~16:00、土曜日 8:30~14:00
- 住所:〒108-0022 東京都港区海岸3-6-43
- 電話:03-3451-8311
(東海汽船HPより)
営業所へ車両を持ち込み
営業所へ到着したら、まず運送状を記入します。
(東海汽船HPより)
受荷主、出荷主及び運賃負担者の住所・氏名・電話番号を記入します。引越しの場合はすべて自分になることが多いですかね。
それから車種名・年式、ナンバー、重量、長さなどを記入しますので車検証などで確認しましょう。
そして運賃の支払いです。
現金のみでクレジットカードは不可ですので事前にだいたいの運賃を確認して現金を用意していきましょう。
送料(運賃)はいくら?
東京発、各島受けの料金は下表のとおりです(2019年8月17日調べ)。
概算ですので参考としてください。他に燃料油価格変動調整金がかかります。2019年8月だと9.9%です。だいたい概算金額+10%程度と考えておけばよいでしょう。
送り先 | 軽自動車 | 普通車 |
大島 | 20,600円 | 29,700円 |
利島 | 24,300円 | 34,900円 |
新島 | 24,300円 | 34,900円 |
式根島 | 24,300円 | 34,900円 |
神津島 | 26,700円 | 38,300円 |
三宅島 | 26,700円 | 38,300円 |
御蔵島 | 30,700円 | 44,000円 |
八丈島 | 30,700円 | 44,000円 |
青ヶ島 | 43,700円 | 62,400円 |
安くはないですよね。
島は塩害がひどいので新車よりも中古の軽自動車に乗っている人が多い印象です。
車を買うべきか検討している方は、
内地で購入して島に送る。それとも、島内の中古車販売店(数は少ないですが)で在庫のある中古車を購入するか。
総合的に検討しましょう。
車両の受け取り
引越し先の島での受け取り方法です。
車が到着すると運送状で書いた受荷主へ連絡があります。
お荷物のお預かりはできません。お荷物到着後は、速やかにお引き取りをお願いいたします。(東海汽船HPよくあるご質問より)
届いたらしばらく預かってというわけにはいきません。自分が島に行く日をよく考えて送りましょう。
とはいっても、私の場合は「その日のうちに取りに来なければ追加料金!」とかではありませんでした。
ただ、港の駐車場に雨ざらしにされるだけです。
塩もかぶりまくりますので、早く取りに行きましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました♪