島暮らしの基礎知識

【青ヶ島へ行きたい!】予約困難なヘリを予約する方法【東京愛らんどシャトル】

ヘリ予約の方法

この記事では、青ヶ島に行くために必要なヘリ予約について、押さえておきたいポイントを紹介します。

青ヶ島の基本情報については、「【絶海の孤島】青ヶ島(東京)の基本情報【どうやって行く?移住は可能?】」にて解説していますので、あわせてご覧いただけると幸いです。

青ヶ島
【絶海の孤島】青ヶ島(東京)の基本情報【どうやって行く?移住は可能?】この記事では、伊豆諸島の南部に位置する青ヶ島について基本的な情報を紹介します。 最近はTVなどでも取り上げる機会が増えたので、青ヶ...

ヘリは東邦航空「東京愛らんどシャトル」

東京愛らんどシャトルは現在、日本で唯一のヘリによる定期路線です。

伊豆諸島の島々をヘリによって結ぶ路線です。機材はアメリカ製シコルスキーS76C型。乗員は操縦士、整備士。乗客定員は9名です。

路線は、八丈島→青ヶ島→八丈島→御蔵島→三宅島→大島→利島→大島→三宅島→御蔵島→八丈島です。朝、9:20に八丈島を出発して伊豆諸島をぐるっと回って八丈島に戻ってくるのは16時です。

料金は各島への区間ごとに設定されていますが、2018年10月15日から島民割引が導入されました。これは有人国境離島法による交付金を活用した東京都の補助によるものです。これによって、島民の運賃は約4割引きとなりました。

青ヶ島に行くためのヘリ予約が難しい理由

青ヶ島へのヘリは八丈島から出発します。八丈島から青ヶ島への距離は80kmほどですが、ヘリだと20分で到着します。とても早いのですね。

ヘリは1日1便、定員が9名。さらに、青ヶ島へのアクセスの方法はヘリと船しかありません。船は就航率が低いうえ、2時間半~3時間もかかります。

そのため、島に仕事で出張する人や島民の生活の足としてもヘリが使われることが多く、当該区間を予約をしたい方は多いというわけです。

工事関係や役所関係の方々がヘリを使う場合、数席まとめて予約をすることが多いため、一瞬で満席となることも。。

たとえば、2019年3月10日現在、八丈島~青ヶ島路線の3月中の空席状況を確認すると、▲(残席1~3)の日が2日、残りはすべて×(満席)という状況です。

お盆や連休ではなくても、予約は取りづらいということですね。

ヘリ予約は電話予約がおすすめ!

ヘリ予約のフロー

(出典元:東京愛らんどシャトル はじめての方へ)

ヘリの予約が可能となるのは1ヵ月前の朝9時からです。

東京愛らんどシャトル予約受付デスク(℡04996-2-5200)へ電話予約をするか、東京愛らんどシャトルのWEBサイトから予約が可能です。

東京愛らんどシャトルをチェック

電話予約は朝9時から、WEB予約は同日12時からです。そのため八丈島~青ヶ島のような人気区間は、電話で予約が埋まってしまいます。

また、予約(支払うまでは仮予約扱い)から3日以内に搭乗料金の支払いが必須です。これは過去に予約だけして搭乗しないケースが多発して、本当に乗りたい人が困るということがあり、システムが改変されたようです。※参考:ebisumart MEDIA 「予約後搭乗しないというケースがゼロになりました:東邦航空様」より

搭乗まで日数があるからと油断して支払いを忘れないようにしましょう。


電話予約にコツはあるの?

必勝法や裏技は…

こうすれば電話がつながる!といった裏技的な情報は残念ながら持ち合わせていません。

予約の電話回線が1本だけというのは有名な話です。1回線で全区間の予約を受け付けているため、電話がつながりにくいのですね。

9時に電話をかけたものの、しばらくつながらない場合は、割り切って5分おきにかけてみましょう。予約の電話で必要な情報を口頭でやりとりしていると5分程度は簡単にかかってしまうからです。

忙しい人にとっては大変な労力ですよね。電話がつながるかどうかは正直、運の要素があるのでしょう。

ちなみに、9時前に電話しても自動音声が流れるだけでつながりません。「予約開始の●秒前にかけるとつながりやすい」といった噂もありました。試してみたことはありますが、効果なしです。。

1回の電話で確実に予約するために

コツというほどではありませんが、1回の電話で確実に予約をとるために予約に必要な情報を手元にまとめておきましょう。

その場でわからずに再度電話をかけ直していては、電話がつながった時に空席無しという事態もあり得ますからね。

予約に必要な情報は、搭乗者の氏名・生年月日(年齢)・搭乗者の連絡先・料金の支払方法などです。自分1人だけの予約なら問題ないのですが、搭乗者が複数人いる予約をとる場合は注意しましょう。

そして、手元にメモとペンを用意し、伝えられる予約番号や支払いに必要な確認番号等を確実にメモしましょう。

特に料金の支払方法には注意です。支払方法ごとに予約番号が別々に必要となるからです。

支払い方法は空港・ヘリポートの窓口で直接支払う方法、コンビニ払い、銀行振込など複数の手段があります。出張の経費精算の都合等で搭乗者がそれぞれ個別に支払いをする必要がある場合など、事前に手段を確認しておきましょう。

まとめ

最後におさらいしておきましょう。

  1. 八丈島~青ヶ島区間は電話予約が必須
  2. 電話予約は搭乗日の1ヵ月前の9時から
  3. 必勝法はなし。つながらなくても、5分おきくらいにかけ続ける
  4. 搭乗者氏名・生年月日(年齢)・連絡先・支払方法を書いたメモを用意
  5. 複数名予約をする場合は支払方法に注意

以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。

なお、予約方法や支払方法などは筆者の体験談に基づきまとめています。情報が更新されている可能性もありますので、予約の際はあらかじめ東京愛らんどシャトルWEBサイト等をご確認いただきますようお願いします。